Lettres de Jeunesse

若き日の手紙

Lettres a l'Amie Inventée

想い人への手紙

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 ルネ・ドゥ・ソシーヌは、サンテックス高校時代の学友の姉でした。出会ったのは、サンテックス17歳の頃。そのときルネは19歳。父親が主催する、まだ残光に包まれたサロンの華でした。モッサリと無粋で、「熊」とあだ名されたサンテックスの気の利かない態度はソシーヌ一家の不評を買っていましたが、ルネだけはそんな差別をせず、(我慢して)ダンスの練習に付き合ったりしてくれました。惚れっぽいサンテックスの心の中に、大きな影を残したであろうことは疑いありません。
 でも、ルネの方にその気はまったくありませんでした。サンテックスはルネに(ルネ「にも」と言うべきですが)頻りに手紙を書きます。ルネに「リネット」と呼びかける文章は段々と熱を帯び、恋文といって良い思いを込めるようになります。ルネは返事を出しません。サンテックスは「返事をくれ」「手紙が欲しい」と懇願しますが、一向に叶えられませんでした。彼が死んで10年近い1953年になってルネは、1923年から1931年までにサンテックスから送られた書簡を“Lettres de Jeunesse”として出版します。
【“Jeunesse”には「青春」「若き日の過ち」「若さ故の軽々しい行い」といった含みがあります。サンテックスはもう20代ですから「青春の手紙」とは訳しかねますが、ルネが冷めた目でサンテックスを「若造」と見ていたことをまじまじと感じさせます。】


Lettres de Jeunesse
若き日の手紙

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Gallimard 社から出版された初版本表紙。


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 ルネによる長い序文付き。何と、名器ストラディヴァリウス
を引き合いに出してサンテックスを評価します。    


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 1953.3.9 発行の初版第1刷。全部で 1415 + 10 部
印刷された番号入りの特別版の内、この本はXIII 
(=13。同じ紙質のものは50部しかない)。   

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Lettres a l'Amie Inventée
想い人への手紙

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Librairie Plon (Paris) 社から出版された  
挿絵付きの初版本表紙。発行は 1953.4.30。


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 タイトルページ。


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 タイトルバックには「挿絵なしの版が Lettres de Jeunesse という
書名でガリマール社から発行されている」とある。      


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 テキストと挿絵の例。挿絵は全部で11枚。


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 奥付。全部で2750部(100+2590+20+40)の限定版。
この本は XCI (=91。最初の100部の91番目)   

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