レイナルヒチコック社の失策

飲兵衛の挿絵位置

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 2006年半ばになって、LePetit Prince 挿絵原画の存在が明らかになり、「積み重なるゾウ」が、 パリの古書店から売りに出されていることも判明しました。その原画と、レイナル・ヒチコック社版の挿絵(下欄)とを較べた結果、絵が(おそらく誤って)回転されていることや、色・輪郭線・その他のタッチが、原画と出版物ではかなり異なることも明らかになりました。

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 絵そのものは、この「ゾウ」に関する限り、原画よりも挿絵の方が優れていると考えられますが、回転は明らかなミスであろうと思われます。

 実は、他にもレイナル・ヒチコック社の重大なミスはあるのです。

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 レイナル・ヒチコック版40ページと41ページです。「うぬぼれ屋」と「飲兵衛」が向き合っていますね? 日本語訳しか読まない人は気づいていないでしょうが、この「飲兵衛」の星の中にあるテキストは、「うぬぼれ屋」の一部なのです。(日本語訳はその場所を移し、テキストも「飲兵衛」のものと入れ替っわています。)
  印刷上の都合で「飲兵衛」の挿絵がここにもってこられ、テキストも対応する部分のものが流し込まれたしまったわけです。いくら何でも無神経なので、植字工の機械的な組版と、編集者のチェックミスが重なってしまったものと思われます。

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