
リヨン市はサンモーリス城を林間学校として使用しました。そのために、多くの部屋を寝室や教室・会議室その他に改装したのです。とりわけ、建物の2階左翼(南側)端はトイレと洗面台をたくさん作りました。ずらりと並んだ個室型のトイレと、おなじくいくつもの鏡・洗面タブ・蛇口のセットは、現在は使われておらず、壊れたり取り外されたりして、惨状といって良い様相を呈しています。昨年、2階を見せてくれなかったのは、この状況を知られたくなかったのでしょう。今回も、荒れ果てた状態の写真公表は遠慮して欲しいと注文をつけられました。改修とその後の荒廃に関して、リヨン・サンテグジュペリセンターに責任はないのですが、裁判その他で「修復・管理能力がないではないか」と言いつのられるのを避けたいのでしょう。
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小高い丘の平坦な頂上に、サン・モーリス・ド・レマンスの館はあります。丘全体に広がるサン・モーリス・ド・レマンスの村。麓から教会前の小さな広場を経て道を上がって行くと、まずこの裏門の前に出ます。裏門とは言っても、村への行き来はこの方が便利ですから、サンテックスが子供の頃、日常使っていたのはこちらの門のはずです。 |

城館はリヨン・サンテグジュペリ・センターの所有。
一般公開しておらず、門扉はいつも鎖で閉鎖されています。
昔(たぶん2000年まで)は常時開け放されていました。

よく見ると、連絡先が書いてあります。

電話で連絡して約束の時間に訪れると、門扉は開けられていました。

通用門を入って、城館の裏側全景。
サンテックスがすんでいた頃とは、庭の様相が異なります。

花壇の真ん中に井戸。

裏正面向かって右手、礼拝堂の前から見た城館裏側。

画面中央が礼拝堂。
馬車が通行できる空き地を挟んで右は(多分)馬車庫・厩舎とその陰に鳩舎(後述)。

トリコー伯爵夫人は家人・使用人を従えての礼拝を欠かさなかったという。

礼拝堂の入り口。

落ち着いた感じのモザイクで飾られた床はなかなかのもの。
トリコー伯爵家の財力がかなりのものであったことをしのばせます。

白布が被せられているのはオルガン。

壁には大理石造りの飾り柱が。
こんなところにも贅が尽くされています。
右側の扉は、館の廊下とチャペルの通路。

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内部からみた入り口ドアの上部破風。金泥塗り。さすがにステンドグラスのロゼットというわけには行かなかったようです。金が無かったからとは考えられません、教区から許可されなかったのでしょう。 |

礼拝堂の南、建物から離れて鳩舎が今も残っています。

東からみた鳩舎。
貴族と伝書鳩
「さすが大金持ち。道楽で鳩を飼うにもスケールが違う!」などと考えてはなりません。この鳩舎こそ、トリコー伯爵家が大貴族であったことの証なのです。 |

さて、中に入ってみましょう。外灯がさがっている裏口からです。

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長くはない廊下。正面にはこの館の正面出入り口を通して庭園が見えます。 画面に映ってはいませんが、手前左には居間へのドアがあり、中程右側の壁には石板(下の画像)が掲げられています。 椅子とテーブルが出してある右側の入り口がサンテックスの展示室。 その対面は、小会議室への廊下と2階へ上がる階段。 |

廊下中程、サンテックスに捧げられたオマージュ。
大理石の大きな石板。もちろん、後年のものです。

居間の中。撮影禁止でしたが、許可を得て撮ったものです。

居間の暖炉と鏡。







サイゴンの位置が誤って平壌になっています。
(リケルミ氏には指摘しておきました。)







2階へ上がる階段。1階の居間・展示室・小会議室以外は
荒れ果てているので立ち入り禁止でした。
さて、実際の動きとは異なるのですが、通用門からいったん外へ出て、南側道路を敷地の東端まで歩いてみましょう。

敷地の東端には正門があります。
現在使われることはなく、閉ざされたままです。

庭園には、サンテックスが子供の頃弟や姉妹達と遊んだであろう木立が。

広い芝生の広場を行くと正面に城館。

画面右側には、林間学校の建物(常設の簡易建築)があります。


正面出入り口。1階左側の窓がパネル展示室。



標準和名とは裏腹に、ヨーロッパ原産のアメリカオニアザミ。
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サン・モーリス・ド・レマンス城はリケルミ氏の所有です。氏が主催するリヨン・サンテグジュペリ・センターは、青少年育成活動を行っており、この敷地内でも不定期に青少年向けの林間学校が開かれます(林間学校開催中は、資料室も含めて敷地内への立ち入はできません)。 幸運にもこの日は林間学校はお休みでしたから、参観ができました。まだシーズンは終わっておらず、林間学校用のテントは張られたままでした。 |

正門から城郭までの芝生広場は、東西に延びる中央樹塊によって
南北に分かれます。これは、城館北側から見た正面広場の北半分。













