星の王子さまの
スクリーンセイバー

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スクリーンセーバー
 「欲しい!」「ほしい!」の大合唱がまき起こっている「星の王子さまスクリーンセーバー」(発売元:株式会社 システムソフト。絶版)。定価は¥5,800.- でした。マッキントッシュとウインドウズに対応した CD-ROM 版。初回出荷は3000本。キャンペーンのおまけとして、オリジナルのマウスパッド(写真右手前)がバンドルされていました。
 Windows 95 用のスクリーンセーバーインストーラーが組み込まれており、セットアップは簡単でしたが、マッキントッシュで使うためには、別途 AfterDark 2.0x 以上が必要でした。使用可能なモジュールにも差があり、Windows は12種類、Macintosh は10種類でした。(マッキントッシュではバオバブが1種類しかないのに、ウインドウズでは3種類ありました)。その他にもマッキントッシュに対しては制約があり、仮想メモりには対応せず、色も256色のみでした。(この当時ウインドウズに仮想メモりはなく、使える色数も貧弱なものでした)。

 マックとの相性は決して良いとはいえず、実際に10種類全部は使えませんでしたし、用事を済ませて帰ってくると画面がしっかリとフリーズしていることも度々でした。その度毎にリセットボタン(プログラマーズボタンというのが本当の名前だったのですが)を押して立ち上げ直しを余儀なくされました。セーブしてなかったファイルはあの世行き。2か月くらいで使うのをやめました。 皆さんが考えるよりずっと難物だったのです。

 どんな図柄だったかを列挙すれば:

 時計2種類

 B-612 が時計の文字盤になったアナログ時計とウワバミの帽子がスクリーン上を動くディジタルクロックの2種類。どちらも音のオン・オフが選べる。“wake up time”(5〜11 AM)と“sleep in time”(4〜10 PM)を選ばなくてはならない。
    アナログクロック
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B-612 のアナログ時計
 漆黒の背景中央に白い B-612 (上の絵はピンク色ですが、実際は白)が浮かび、チクタク音と共に秒針が回る。wake up time になると火山が噴火して王子が星の向こう側から姿を現す。sleep in time になると、また火山が噴火して王子は星の向こう側へ姿を消し、王子がいない、B-612 だけの時計に戻る。24時間王子を表示しておくことはできない。
    ディジタルクロック
 背景は黄色。中で象が定期的に身動きするうわばみの帽子と、その下に表示される大きな時刻文字。動き回るスピードは予め設定できる。wake up time,sleep in time になると動きが止まって帽子が透明になり、中のゾウが透けて見える。象の目がグルグルと回リ、ほんの10秒足らずでもとの帽子に戻ってまた動き出す。
 パノラマクロック
 中央に黄色の太陽。そのまわりを2つの星(秒針と長針)が時を刻む。短針は、12本の光線の内のひとつがオレンジ色に変わることで表現。ときどきさまざまな絵(砂漠の花,キツネ,倒れる王子,物見する王子)や4種の文章が現れる。
 ねぇ、ヒツジをかいて。
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 白紙のスケッチブック。万年筆を持った手が現れ、サラサラとヒツジ小屋の絵を描く。中で何かがドタンバタンと暴れて、穴の窓から目が代るがわる外を覗く。つぎつぎと3匹のヒツジが飛び出し、一声鳴いたあと跳ね回り始める。小屋は消え、ヒツジが画面から出たり入ったり。ときどきページを喰い破って食べてしまう。1頭はよくずっこける。音のオン・オフ設定可能。
 バオバブ
 背景は白・黒・青の3色から選択。
 小惑星が現れ、ゾウが1頭、2頭.....と3段に積み重なって画面から去って行く。また小惑星が現れる。3本のバオバブの芽がどんどん成長する。王子が斧を持って出現。汗を拭きふきバオバブを倒そうとするが刃が立たない。時々休んではまた続ける。三本目のバオバブに挑戦しているときに星が流れる。王子は網を取ってきて流れ星を捕らえようとするがうまく行かない。
 惑星
 背景色は白・黒・青から選択。
 王子が立ち寄った惑星達が通り過ぎる。うねぼれや(拍手と共にいったん消え去り、また現れる。帽子を取ると鳩が出る),呑み助(グイッと杯をほして寝てしまう。瓶がひとつ星から転げ落ちて流れて行く),実業家(タイプライター音・数字に続いて。出現),王さま(オイデオイデをする),地理学者(ページを繰りながら虫眼鏡で調べ物)。出現順と方向はランダム。
Windows ではいろいろに組み合わせることが可能でした。
 点灯夫
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点灯夫の星
  黒い空間をバックに点灯夫の星が浮かび、赤い太陽が時計回りに、星が4つ反時計回りに回る。太陽の位置にしたがって、街灯を点けたり消したり。暫くすると回転がだんだん早くなって.....。遂に点灯夫は大きなため息をつく。元に戻る。
 井戸
 黒い画面にツルベを巻き上げる音。丸い空が現れ、ポツーン、ポツーンと水滴の音。以下、ツルベの音がする度に井戸から覗くキャラクター(夕焼け空をバックにしたキツネ,太陽をバックにした狩人,星空をバックにしたバラ,雲が浮かぶ青空を横切る飛行機と爆音,青空をバックにした王子)がランダムに入れ替わる。
 麦畑
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  麦の穂波に一陣の風が吹く。風の音、麦の穂鳴り。ニワトリの鳴き声がして、キツネが顔を出す。次いで猟師が。出たり入ったりの追っかけっこ。鉢合わせするが互いに何もしない。一陣の風。ヒツジが出現。跳ねまわり、麦の穂を食べる。王子が出現。ウヌボレ屋が現れ拍手が起こる。風が吹く。
 旅立ち
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旅立つ王子
 音のオン・オフ,惑星のオン・オフの設定可能。
 暗闇の中から鳥の羽音と音楽が聞こえ、右下コーナーから鳥の群れが現れる。それにぶら下がって王子出現。4辺でバウンドしながらスクリーン上を動き回る。木星・土星・火星、そして地球が通りすぎる。王子が地球の消え去った方へ振り向く。鳥と王子も画面から去る。
 薔薇の想い出
 王子が居なくなった B-612 で、残されたバラの追憶に浮かんでは消える懐かしいシーンの数々。 王子もまた同じ思いを.....。
 Georg Philip Telemann(1681-1767) 作曲のアリアが挿入曲として流れる。音楽は、常時・1回・2回・3回から選択。
 黒い背景にフェードイン・フェードアウトする、ガラス浮き彫り風のチャコールグレイの絵が流れる。バラ,バラと王子の出会い,バラに水やる王子,トラとバラ,衝立を立てる王子,バラにガラス鐘被せる王子,ガラス鐘の中のバラ,バラと王子の別れ,王子上半身,地球の薔薇達,星,星と砂丘。


 7種類のデスクトップパターン(小さな壁紙)が付属。王子の肖像,3匹のヒツジ,ゾウをこなすウワバミ,倒れる王子....。
 画像の実物を紹介したいのですが、コピーすればデスクトップパターンとして使用可能ですから、“商品化権”に抵触してしまいます。株式会社セラム(企画・制作)が黙っていないでしょう。



 そもそもこのスクリーンセーバーは、1995年に発売するはずでした。前年か年が明けてか、まだ寒かった頃に予約を取り始めたように記憶します。私も予約を入れました。予定は遅れて、年内ぎりぎり12月に発売の最終アナウンスも遂に実現しませんでした。

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12月発売を告げるパンフレットと発売延期を通知する
システムソフト社からの12月14日付の手紙。     

 それから随分経って、もう忘れてしまった頃にパソコンショップの店頭で、いきなり実物を見つけたときの驚きと言ったら! もちろん、即購入。
 発売は1996年5月14日だったようです。私が購入したのはずっと後になってしまいました。発売再開するのなら、予約者には当然通知があるべきだとは思いませんか? 顧客管理がなっていないのですよね。

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